抗不安薬の副作用を明らかに

抗不安薬は、その名の通り、不安や緊張を和らげる薬で、別名緩和精神安定剤と呼ばれ、一般的に安定剤と言われるものです。その作用は、その名のとおり不安を軽減する不安障害の治療薬です。日常生活に多大な支障が出るほど、不安や緊張が強い不安障害の場合に処方されます。その他、鎮静作用、眠気作用、筋肉の緊張の弛緩作用ななど、いくつかの働きがあります。では抗不安薬は安全でしょうか、本ページは抗不安薬の副作用について紹介します。

まず、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は脳内の活動をスローダウンさせる効果があるため、昼間の強い眠気など、人によっては強い副作用が出現することがあります。眠気については、睡眠薬の大部分もベンゾジアゼピン系ですから、当然と言えば当然ですが、ふつうは薬を続けているうちにだんだん慣れてきて、日常生活に支障が出るほどではありません。それでも眠気が強い場合は、量を減らすか、就眠前に服用するか、他の薬に変更します。眠気までいかなくて、ぼんやりした感じ、注意散漫、集中力低下などが出る場合もあり、自動車の運転はひかえなければなりません。

また、副作用の中でもとりわけ注意が必要なのは、その「依存性」です。抗不安薬への依存の程度は、薬の種類、用量、期間などによりますが、数週間以上、毎日服用していると、薬に対する身体依存が形成されてしまいます。例えば、今まで以上の用量を服用しないと、今まで通りの薬の効果が得られなくなってしまいます。一旦、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に対する身体依存が形成されると、急に服薬を中止することで退薬症状が出現します。物事を考えられなくなってしまうほどイライラが強まってしまったり、場合によっては、てんかん発作などの深刻な症状が出現することもあります。こうした依存の問題を防止するため、ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、できるだけ短期間の服用が望ましいのです。